実際に住んでみて...part2

台風のシーズンは６月から１１月 といわれています。
でも私の経験からは、はっきりとしたシーズンはないような気がします。
乾期にも台風が上陸し、ひどい目に遭いました。
台風がグアムを直撃すると、電線が寸断され、断水・停電となります。
断水は3～4日で復旧しますが、停電は「1～2週間は当たり前」といったかんじで、うんざりします。
台風が接近すると、ラジオやテレビで台風情報を流すので、注意して聴くことが必要です。

コンディション２が発令されると、学校や銀行、それにグアム政府は休業となります。
発令後ただちに、電池、ろうそく、飲用水、トイレ用の水をバスタブに溜める。
卓上ガスコンロとガスボンベは最低準備しておいた方が良いでしょう。

コンディション1になると外出は避けるべきです。
特に観光客の方は外出禁止です。
1992年の台風"オマー"の時、私の家の窓ガラスは風で割れてしまいました。
それ以来、台風シャッターを設置しました。
シャッターがあるだけで、精神的にかなり違います。
もしシャッターがない場合は、窓に近づかないことです。
観光客の方は、トイレ用の水を、一応バスタブに溜めておいた方がよいでしょう。
台風オマーの時は、ホテルも断水となり、大変だったそうです。
グアムは、台風の後もぐずついた天気が続きます。
エアコンもシャワーも使えませんから、つねに身体を清潔に保ち、体調を崩さないように注意しましょう。

１２年周期説
最後に、グアムは「頻繁に台風が上陸する」と思われがちです。
でも例のオマー以来、グアム北部を直撃したという台風はありません。
グアムは淡路島ほどの小さな島なのです。
そんなに頻繁に上陸はしませんよね。
台風直撃12年周期説という、いい加減な説があるほどですから。